自分の強みの見つけ方|ジョハリの窓をきっかけに考えたこと

Calm mountain lake reflecting snowy peaks, cabin, and red canoe by the shore 思考を強くする
A serene mountain lake reflects snow-capped peaks at sunrise with a cabin and red canoe on the shore

筆者が自分の強みを考えるきっかけになったのは、大学で心理学の教授に教わった「ジョハリの窓」でした。自分だけで評価を決めるのではなく、他者がどう見ているかと照らし合わせる。その授業を通して、筆者は思考力を自分の強みとして意識しました。

「誰よりも優れていること」でなくてもよい

強みを聞かれると、すぐに自分より上手な人を思い浮かべることがあります。しかし、ここで探したいのは世界一の能力ではありません。自分が比較的取り組みやすく、ある場面で役に立てる行動です。

たとえば「説明が上手い」だけでは広すぎます。「相手が迷っている点を質問し、作業の順番に直して伝えられる」と書けば、どんな場面で使えるかが分かります。これは記事用の例であり、筆者への実際の評価ではありません。

ジョハリの窓を、対話の整理に使う

この枠組みでは、自分と他者が知っているかという二つの軸で、特徴を四つに分けます。「開放」は双方が知ること、「盲点」は他者だけが知ること、「秘密」は自分だけが知ること、「未知」は双方がまだ知らないことです。

能力を採点する検査としてではなく、自分の認識と他者の見方を並べる道具として使います。四つの欄を必ず埋める必要はなく、知られたくないことを無理に共有する必要もありません。

手順1:最近の行動を3つ書く

性格のラベルから入らず、実際にしたことを書きます。「資料の誤記を見つけた」「人の相談を最後まで聞いた」「途中で止まった作業を小分けにした」などです。大きな成果でなくても構いません。

その行動が、誰のどんな困りごとに役立ったかも添えます。自分では簡単にできたことでも、他の人には助けになる場合があります。ただし、一度できただけであらゆる場面の得意分野と決めつけないようにします。

手順2:信頼できる人に具体例を聞く

「私の強みは何?」だけでなく、「最近、私の行動で助かった場面はあった?」と聞きます。相手の負担にならない範囲で、一つの場面と行動を教えてもらいます。

評価が自分の認識と違っても、すぐ否定せず「どの行動を見てそう感じた?」と確かめます。印象は一つの情報であり、他者の言葉が絶対の答えになるわけではありません。

手順3:次に使う場面を決める

集まった具体例から、強みを仮説として一文にします。「私は、複雑な作業を順番に整理することが比較的得意かもしれない」という書き方です。次の共同作業で、手順を短くまとめる役を試すなど、確かめる場面を決めます。

以下は記入用の形です。
自分がしたこと:__
相手が助かったこと:__
強みの仮説:__
次に試す場面:__
試した後に分かった限界:__

強みは、使う条件も含めて知る

「説明が上手い」人でも、情報がない場面では説明できません。得意な行動が役立たない場面も残しておくと、過大評価も過小評価も減らせます。強みを固定された肩書きではなく、使い方を学ぶ材料にしたいと筆者は考えています。

旧版の、狩猟採集時代の死因や処刑から現代の弱みへの注目を説明する部分は、根拠を十分に示せないため削除しました。自分の体験と、一般的な心理の説明を混ぜないよう改訂しています。

自分の評価が揺らぐときの振り返りは自己肯定感の記事、考えを確かめる問いはメタ認知のワークにもまとめています。

枠組みの参考:Open University:Johari Window。

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